TOEIC700点レベルとは?【どのくらいの英語力?どのくらい勉強すればいい?】

  • 2021年3月23日
  • 2021年3月27日
  • 英語
  • TOEIC700点を取れる人はどのくらい問題を理解できるの?
  • TOEIC700点は仕事、就職、転職に役立つ?
  • TOEICで700点を目指しているけど、何時間勉強すれば良いの?

こんな疑問に答えます。

 

今回は、

  • TOEIC700点の学力レベル
  • TOEIC700点取るために必要な勉強時間
  • TOEIC700点を取ることのメリット

についてご紹介します!

 

レイジ

TOEIC700点があれば、周りから英語が得意な人だと評価されること間違いなしです!

TOEICスコアの平均点

最初に、最近行われたTOEICの平均スコアが以下です。

 

2021/1/10 午前

リスニング リーディング 合計
平均スコア 339.8 281.7 621.5

2021/1/10 午後

リスニング リーディング 合計
平均スコア 334.6 278.9 613.6

出典:公開テスト 平均スコア・スコア分布 一覧|TOEIC Listening & Reading Test 公式データ・資料|【公式】TOEIC Program|IIBC

 

午前試験、午後試験共に600点台となかなか高い点数ではありますが、700点には100点近く足りないレベルですね。

700点台の人は、一般的な英語学習者よりも頭が一つ抜けたレベルといったところでしょうか。

 

700点台だと、「英語がすごくできる人!」とまでは行かないと思いますが、周りの人からは十分に評価されるスコアだと思います。

 

TOEIC公式による700点代の英語力

TOEICで700点を取る人は、リスニング、リーディングそれぞれにおいて、以下の点数の範囲にいることが多いです。

リスニング   :350〜425点
リーディング:325〜400点

 

これらの点数を取るための目安となる英語力をまとめました。
まとめるにあたり、下記のTOEICの公式サイトを参考にしました。
(レベル別評価の一覧表:https://www.iibc-global.org/toeic/test/lr/guide04/guide04_02/score_descriptor.html)

長所

「短文の場合」

  • 難しい内容であっても、文脈を推測できることが多い。
  • 初〜中級レベルの語彙が使用されるときは、話の詳細が理解できる。

「長文の場合」

  • 話の流れを推測しづらい内容でも、文脈を理解できることがある。
  • 難しい会話の内容でなければ、話の詳細が理解できる。

短所

「短文の場合」

  • 内容、構文、語彙が難しい場合、聞き取りが困難なことが多い。
  • 否定構文が使用されるときは、詳細な理解に時間がかかる。

「長文の場合」

  • 広範囲の情報を関連付けるとき、もしくは語彙が難しいときは、聞き取りが困難なことが多い。
  • 繰り返しの情報がない場合や、難しい文法構造の場合は、内容を理解できないことがある。

 

長所

  • 文章の趣旨や目的が推測ができる。
  • 文章内に言い換えがあっても理解できる。
  • 初〜中級レベルの語彙が理解できる。
  • 規則に基づいた文法構造が理解できる。
  • 複数の情報を関連づける問題も回答できることが多い。

短所

  • 広範囲にわたる情報の関連付けができないことが多い。
  • 難しい語彙、よく使用される単語の例外的な意味、または慣用句的な使い方が理解できないことが多い。
  • 似たような意味で使われる複数の単語は区別できないことが多い。

 

TOEIC700点台のレベルを簡単にまとめると、

基本的なリスニング力、リーディング力、文法力は備わっているものの、単語や文法の応用力が足りない英語そのものの経験値が足りない人が多いレベルだと思いました。

 

逆に言うと、基礎的な英語学習と同時に、TOEIC本番レベルの問題をたくさん解くことで英語に触れる機会を増やしさえすれば、TOEIC700点代は達成可能です!

 

700点代になるために必要とされる勉強時間

以下は、「TOEICで100点アップするために必要な時間がまとめられた表」です。

TOEIC 点数アップに必要な勉強時間 表
参考:http://www.prolingua.co.jp/jjapanese/jjtoeic.html

 

この表によると、

現在のスコアが4,5,600点台の場合、700点を取るために必要となる時間は以下です。

  • 400点の場合は750時間
  • 500点の場合は550時間
  • 600点の場合は300時間

これらの勉強時間を一つの目安として、学習の計画を立てることをオススメします。

 

仮に3ヶ月で700点を取りたいのならば、1日あたりに以下の時間勉強することが望ましいです。

  • 400点の場合は8.3時間
  • 500点の場合は6.1時間
  • 600点の場合は3.3時間

 

TOEIC700点台のメリット

TOEICで700点台を取ることは「就活」「転職」「昇進」などに役立ちます。

それぞれにおいて必要とされるTOEICのスコアを見ていきましょう!

 

就活で役立つ!

2019年度の新入社員を対象にしたTOEICスコアの調査では、平均点は488点でした。(参考:新入社員 TOEIC Listening & Reading 最新データ)

比べるまでもありませんが、700点の方が200点以上も高いですね。

これは確実に就職活動の際の強みの一つになるでしょう。

 

以下のグラフは、「企業が採用活動を行う際にTOEICのスコアを参考にするか」のアンケートを取ったものです。

TOEIC 新入社員 平均点
出典:2019.10.09英語活用実態調査2019まとまる~企業・団体の英語の位置づけ・ビジネスパーソンの英語に対する意識等を発表~https://www.iibc-global.org/iibc/press/2019/p128.html

このアンケートによると、企業の約半数が、採用時にTOEICの点数を要件、参考にすると述べています。

新卒採用に求める点数も「545点」のため、700点を持っていれば間違いなく有利に就活を進められるでしょう。

 

もちろん転職活動に役立つことも、このグラフから見て取れます。

 

社内評価・昇進に役立つ!

以下の表は、「企業が社員、従業員に期待するTOEICの平均スコア」をまとめたものです。

 

出典:2019.10.09英語活用実態調査2019まとまる~企業・団体の英語の位置づけ・ビジネスパーソンの英語に対する意識等を発表~https://www.iibc-global.org/iibc/press/2019/p128.html

「TOEIC L&R」の行を見て分かる通り、700点は海外部門で期待される点数よりも高いです。

また、昇進、昇格のスコアは平均600〜700点に設定している企業が多いことも明らかになっています。

 

外国で十分にコミュニケーション取るためには、さすがに700点では低いかと思いますが、昇進、海外転勤のチャンスが広がることは間違いありません。

 

まとめ

今回は、

  • TOEIC700点の学力レベル
  • TOEIC700点を取るために必要な学習時間
  • TOEIC700点を取ることのメリット

についてご紹介しました。

 

最後に私の経験上、TOEIC700点を取るために、最低限やるべきことは以下です。

  • TOEIC頻出の基本的な単語、文法を覚える
  • TOEICのリスニング、長文読解に慣れる(繰り返し解く、数をこなす)
  • 各パートの問題に対して、自分なりの解き方、対策(時間配分、休憩方法)を決める

 

TOEICで700点を取るためには、難しい単語などを覚える必要はありません。

英語の基礎をしっかりと身につけ、とにかくTOEICの音声と文章に触れまくるだけです!

 

あとは継続するだけで、気付いたら700点は超えていることでしょう。

 

共に上を目指して頑張りましょう!

 

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