ホームジムを作るメリットとデメリットを知りたいな。
・ホームジムを作って感じたメリットとデメリットを紹介
・デメリットの解消法について解説

ホームジムを検討する人が増えている背景
まずはじめに、ホームジムを検討する人が増えている背景について触れてみます。
近年は以下のような理由から、ホームジムの需要が急速に高まっていると考えられます。
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コロナ禍をきっかけにリモートワークが増え、外出せずに運動できる環境を求める人が増えた
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時間効率や家族との時間、プライベートの充実を重視するライフスタイルが広がった
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比較的安価で、自宅でも本格的にトレーニングできる器具やアイテムが手に入りやすくなった
こうした背景から「自宅にジムを作ろう!」と決意した方も多いのではないでしょうか。
しかし、ホームジムは誰にでもおすすめできるわけではありません。
実際には向き・不向きがあり、状況によってはデメリットが大きく感じられる場合もあります。
そこで次章では、ホームジムの「メリット」と「デメリット」を整理しながら詳しく解説していきます。
ホームジムのメリット
ますはホームジムのメリットについてご紹介します。
移動、準備時間がかからない
移動と準備時間がかからない点は、自宅ホームジムの大きなメリットです。
商用ジムに通う場合、場所によっては往復の移動だけで30分〜1時間を消費してしまいがちですが、自宅ならトレーニングしたい時にすぐ始められます。
さらに、トレーニングウェアに着替える必要もないため、部屋着のまま効率よく筋トレ開始できます。
限られた時間を無駄なく使えるため、忙しい社会人や子育て中の方でも継続しやすい環境を作れるのが大きなメリットです。
いつでもトレーニングが行える
ホームジムなら、時間帯を気にせず自分の都合に合わせてトレーニングできます。
商用ジムだと営業時間に制限があったり、混雑する時間帯を避けるなど考える必要がありますが、自宅なら早朝や深夜でもOK。
思い立った時や予定がの合間にすぐ体を動かせるので、忙しい日でも隙間時間を活用しやすく、継続習慣にもつながります。
また、天候や移動の影響を受けないため、モチベーションが落ちにくいのも大きな魅力だと感じています。
周囲を気にせず自分のペースでトレーニング可能
ホームジムの魅力のひとつは、人目を気にせず集中できること。
商用ジムでは周囲の視線や器具の順番待ちを意識して、自分のペースを乱されることがあります。
特に初心者にとっては、フォームや重量を気にして周囲に遠慮してしまう場面も少なくありません。
その点、自宅なら失敗を恐れずに試行錯誤でき、インターバルも自由。
音楽や映像を楽しみながら、自分のリズムでトレーニングできるのは大きなメリットだと思います。
服装が自由
ホームジムでは、ジム用のウェアに着替える必要がなく、好きな服装でトレーニングできます。
最悪、部屋着やパジャマのままでも構いませんし、誰に見られるわけでもないので体型やコーディネートを気にする必要もありません。
これにより心理的なハードルが下がり、「ちょっとだけ運動しよう」という気持ちが行動につながりやすくなります。
また、洗濯物が増えにくいのも地味ながら大きなメリットです。
個人的には服を着ている時より気合いが入る気がするのでおすすめです。笑
衛生的で安心
ホームジムは自分だけが使う空間なので、他人の汗や飛沫を気にせず快適にトレーニングできます。
商用ジムでは器具やマシンを不特定多数が利用するため、汗の付着や感染症リスクが気になる人も少なくありません。
ジムによっては、衛生管理ができていない所も多くあります。
その点、自宅なら使用後の器具を自分のペースで掃除でき、清潔な環境を保てます。
特に衛生面を重視する人や、小さなお子さんがいる家庭でも安心して運動を続けられるのは大きなメリットです。
ランニングコストがかからない
ホームジムは初期費用こそかかりますが、一度器具を揃えてしまえば月会費のようなランニングコストがほとんど発生しません。
商用ジムでは月5,000〜1万円以上かかることも珍しくなく、数年通えば大きな出費になります。
その点、自宅トレーニングなら長く使うほどコストパフォーマンスが高まり、家族やパートナーと器具を共有すればさらにお得。
長期的に見れば、経済的なメリットが非常に大きいのがホームジムの強みです。
ただ、トレーニング器具は長い間使用できるものなので、長期的に見ればお得です!
自分の好きな内装にできる
ホームジムは、自分の理想のトレーニング空間を自由にデザインできるのも大きな魅力です。
壁にお気に入りのポスターを貼ったり、モチベーションが上がる音響設備を整えたり、照明を変えて雰囲気を演出することも可能。
商用ジムではできないパーソナルな空間づくりができるため、トレーニングがより楽しく、習慣化しやすくなります。
自分好みの内装は気持ちを高めるだけでなく、ジムに行く代わりに「自分の空間で過ごす楽しみ」にもつながります。
ホームジムのデメリット
ここまで、「ホームジムのメリット」についてご紹介しました。
続いては「デメリット」と「デメリット解消法」についてご紹介します。
筋トレスペースの用意が必要
ホームジムの大きなハードルは、十分なスペースを確保する必要がある点です。
パワーラックや大型器具を置くには4〜6畳ほどの空間が最低でも必要で、特に賃貸や狭い部屋では設置が難しいケースもあります。
スペースの確保が難しい場合の解消法
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可変式ダンベルや折りたたみ式ベンチなど省スペース器具を活用する
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ハーフラックやチューブ、ケトルベルなど小型器具を中心に揃える
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リビングや寝室の一角を「兼用スペース」として活用する
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床にジョイントマットを敷き、簡易的にトレーニングエリアを確保する
工夫次第で、限られたスペースでも十分にホームジムを実現できますよ。
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音、振動、床の耐荷重を気にする必要あり
ホームジムでは、バーベルやダンベルの落下音、器具使用時の振動、床の耐荷重などに注意が必要です。
特に集合住宅では下階や隣室への騒音トラブルが心配になります。
音、振動、床の耐荷重の解消法
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ゴムマットや防振マットを敷いて衝撃を吸収する
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ラバー付きダンベルやバーベルを使用する
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トレーニング時間を周囲に配慮した時間帯に設定する
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床下の構造や耐荷重を事前に確認する
上記のような対策を行えば、安全にホームジムを楽しめます。
ゴムマットはぜひ用意しましょう。
トレーニング器具の種類が限られる
ホームジムでは、商用ジムに比べてマシンや大型器具の種類が限られ、特定の種目が行いにくい場合があります。
特にケーブルマシンや多機能マシンなどは設置が難しく、トレーニングのバリエーションが減ることも。
トレーニング種目が限られる場合の解消法
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ダンベル、ケトルベル、チューブなどの汎用性の高い器具を活用する
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可変式マルチベンチやハーフラックを取り入れ、多様な種目に対応する
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自重トレーニングを組み合わせて種目の幅を広げる
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小型器具を工夫してスペース効率を高める
様々なトレーニング種目が世の中にはあるので、限られた器具でも十分な全身トレーニングは可能です。
片付け、掃除を自分で行う手間がかかる
当たり前ですが、ホームジムでは使用後の器具や床の掃除、整理整頓を自分で行う必要があります。
商用ジムではスタッフが定期的に清掃してくれますが、自宅では管理がすべて自己責任となり、面倒に感じることがあるかもしれません。
片付け、掃除が手間に感じてしまう場合の解消法
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トレーニング後に使った器具はすぐ拭いて片付ける習慣をつける
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収納ラックやボックスを活用して器具をまとめる
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ジョイントマットや防水マットで床の掃除を簡単にする
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週に1回まとめて掃除するルールを作る
日々のちょっとした習慣化で、片付けや掃除が面倒にならず、清潔で快適なトレーニング環境を保てるようになります。
初期費用がかかる
先ほど、ホームジムのメリットとして「ランニングコストがかからない」と記述しましたが、一方で初期費用は結構かかってしまいます。
ホームジムを始めるには、パワーラックやベンチ、バーベル、ダンベルなどの器具を揃える必要があり、どうしても初期費用が高くなります。
商用ジムの月会費に比べ、一度に数万円〜数十万円の出費が発生するのは大きな負担になってしまう場合もあるのではないでしょうか・・・
初期費用が多くかかってしまう場合の解消法
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中古器具やリユース品を活用してコストを抑える
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可変式ダンベルや多機能ベンチを用意し器具の数を減らす
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必要最低限の器具から少しずつ揃えていく
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セールやキャンペーンを利用して購入する
一度にお金を使うのではなく、「徐々に理想のホームジムを作る」という考え方が大切です。
可変式ダンベルは使用頻度がとても高いため、何よりも最初に用意すべきアイテムです。
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モチベーション維持が難しい可能性あり
ホームジムでは、自分一人でトレーニングを行うため、ジム仲間やインストラクターの刺激がなく、サボりやすくなることがあります。
周囲に人がいない分、やる気が低下すると継続が難しくなる場合もあります。
モチベーション維持低下の解消法
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トレーニング記録アプリや日誌で進捗を可視化する
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SNSやオンラインコミュニティで仲間と情報交換する
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音楽や動画を活用して楽しみながらトレーニングする
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目標を明確にして短期・中期で達成感を積み重ねる
緊急事態発生時に助けがいない
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セーフティバーやパワーラックを必ず活用する / 高さがあっているか必ず確認する
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限界をはるかに超える重量は扱わず、安全第一でトレーニングを行う
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動画撮影やスマートウォッチのSOS機能を活用して万一に備える
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家族が在宅している時間帯にトレーニングする
上記のような安全対策を徹底すれば、一人でも安心してホームジムを続けられます。
たまたま家族が自宅にいたため助かりましたが、1人だと本当に危険なので、セーフティの確認は必ず行いましょう。
まとめ:ホームジムのデメリットはいくつもあるが、対策次第で解消できる!
今回は、ホームジムのメリットとデメリット、そしてデメリットの解消する方法についてご紹介しました。
振り返ってみると、メリットと同じくらいデメリットも潜んでいたんだなと感じました。
しかし、デメリットは少しずつ改善できますし、デメリット以上にホームジムのメリットは素晴らしいので、この記事をきっかけにホームジムを作りたいと感じていただけたら幸いです。
あなたもぜひ、自分に合った環境を整えて、快適なホームジムライフを楽しんでください!
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