長く使うものだし失敗しない選び方を教えて欲しい!
・ラックの適切な選び方
・MBC POWERの購入できるお店について

現在、私の自宅には MBC POWERのラックを設置しており、ホームトレーニングを中心に日々筋トレを続けています。
トレーニングラックは場所を取る上に決して安い買い物ではないので、「どれを選べばいいのか分からない…」と悩む方も多いのではないでしょうか。
私自身も購入前はかなり悩みました。
そこでこの記事では、ラック選びのポイントやそれぞれの特徴、自宅に設置したときのイメージが具体的にわかるようにまとめています。
「何を基準に選べばいいのか」「自分に合うのはどのタイプか」といった疑問のヒントになるはずです。
ラックは、一度導入すれば日々の生活に大きな充実感をもたらしてくれるアイテムです。
あなたにとってベストな1台が見つかるきっかけになれば嬉しいです!
MBC POWERのラックは大きく分けて3種類ある!
はじめにMBC POWERのラックの種類について、一度整理してみましょう。
MBC POWERのラックはアタッチメントオプションを含めると様々なパターンのものがありますが、大きく分けると3つの種類があります。
・MBC ハーフラック
・MBC スクワットスタンド
①MBC パワーラック

MBC パワーラックは、トレーニングラックの中でも最も一般的なタイプで、4本の支柱でバーベルエリアを囲んだボックス型の構造が特徴です。
価格は後述する他のラックに比べてやや高めですが、耐久性やカスタマイズの自由度はトップクラスで、多様なトレーニングに対応できます。
②MBC ハーフラック

MBCのハーフラックは、パワーラックみたいにバーベルエリアががっちり囲まれているわけではなく、開放的なデザインが特徴です。
とはいえ、一般的なハーフラックよりも支柱が4本あって安定感はバッチリ。
圧迫感が少ないので、部屋が狭めでも置きやすく、ホームジム用としても人気が高いモデルです。
③MBC スクワットスタンド

MBC スクワットスタンドは、支柱が2本だけのシンプル&コンパクトなタイプ。
見た目はよくあるハーフラックに近いですが、MBCでは「スクワットスタンド」という名前で販売されています。
「2本脚ってぐらつかないの?」と思うかもしれませんが、MBCのラックは鉄骨が太く、土台もがっちりしているので安心。
価格も3タイプの中では一番手頃で、これからホームジムを始めたい人にもぴったりな選択肢です。

3アイテムの比較表
各ラックの特徴を整理するために、基本情報を以下の比較表にまとめました。
MBC POWERのラックは、スミスアタッチメントやケーブルアタッチメントなどオプションが数多くあるため単純な比較は難しいですが、今回は最も一般的な以下の3アイテムで比較をしてみます。
・MBC パワーラック スタンダード210cm タイプ1
・MBC ハーフラック スタンダード210cm タイプ1
・MBC スクワットスタンド スタンダード210cm タイプ1
価格(2025/7時点) | 重量 | 横幅 | 奥行き | 高さ | 拡張性 | |
MBC パワーラック | 167,030円 | 130kg | 126cm | 135cm | 210cm | 高い |
MBC ハーフラック | 161,750円 | 140kg | 126cm | 148cm | 210cm | 高い |
MBC スクワットスタンド | 111,310円 | 93kg | 126cm | 135cm | 210cm | やや低い |
価格や重さには違いがあるものの、サイズはそこまで大きな差がないように見えるので、「結局どれを選べばいいの?」と感じる方も多いかもしれません。
次に、ラックを設置する部屋の広さを踏まえて、どのタイプを選ぶべきかを見ていきましょう!
部屋の広さを踏まえてラックを選ぶ
トレーニングラックを選ぶ際、まず考慮したいのが「部屋の広さ」です。
限られたスペースの中で無理なく設置できるかどうかは、快適なトレーニングルームづくりの第一歩。
ここでは、部屋のサイズ別にどのラックが適しているかを考えてみましょう。
まず前提として、トレーニングラックを設置するには最低限以下のスペースが必要です。
ラック設置のための最低限のスペース
・奥行き:200cm(220cm以上が望ましい)
これより狭いスペースにラックを設置してしまうと、
バーベルシャフトが壁にぶつかってしまったり、トレーニングベンチが置けなかったりと、十分なトレーニングが行えなくなる可能性があります。
そのため、まずはラックを無理なく設置できるスペースがあるか、部屋のサイズをしっかり測っておくことをおすすめします。
設置するスペースに問題がない場合は、確保できる広さに応じてラックを選んでいきましょう。
部屋の大きさが6畳以上あるならパワーラックか、ハーフラックがおすすめ
トレーニングラックを設置する上でまず重要な点は、部屋のサイズが6畳以上か未満かになります。
6畳の部屋をトレーニングルームとして使える場合、部屋の構造にもよりますが、一般的には「360cm × 270cm」のスペースが確保できるため、ラックを設置したとしてもある程度余裕を持ったトレーニングが可能です。
この場合、トレーニングの幅や今後の拡張性を考慮し、ハーフラックもしくはパワーラックを設置することをおすすめします。
トレーニングラックのほかに「ダンベルセット」や「ランニングマシン」なども設置したいと考えている場合には、セーフティバーを取り外してスペースを広く使える「ハーフラック」がおすすめです。
8畳以上の十分なスペースが確保できるなら、トレーニングのバリエーションが豊富で安全性も高い「パワーラック」の設置が間違いのない選択と言えるでしょう。
部屋が6畳未満の場合は、スクワットスタンドがオススメ
部屋の大きさが6畳より小さい(4.5畳などの)場合は、MBC スクワットスタンドの導入をオススメします。
理由としては、6畳より小さいスペースしか使用できない場合、先ほど共有したスペースの最低基準は満たすものの、十分な横幅と奥行きが確保できない可能性が高いからです。
そんなスペースにパワーラックを設置した場合、ボックス型の4本の支柱が部屋の大部分を占拠してしまい、ラックを使用しないトレーニング(バーベルカール、サイドレイズ など)を行うスペースが少なくなってしまいます。
またMBCハーフラックの場合、奥行きが最低でも148cmあり、かつ4本ある支柱の内、手前側の支柱にセーフティバーを設置する必要があるため、ベンチプレスを行う場合、トレーニングベンチの長さを含めると相当な奥行きが必要になってきます。
一方、スクワットスタンドであれば、支柱が2本のため、ラックでのトレーニングを行わない時は、セーフティーを外すことで支柱以外のスペースを広く確保できます。
また、奥行きが135cmとMBCハーフラックよりも短いため、ベンチプレス時も極力省スペースで行うことができます。
部屋のサイズを基準にラックを選ぶ場合のベストはこちら
まとめると部屋のサイズを基準にラックを選ぶ場合は、以下の選択をおすすめします!
・ラック以外のトレーニングも行いたい
→ MBC ハーフラック・約6畳のスペースがあるがラックでのトレーニングのみを行う
・約8畳以上のスペースがある
→ MBCパワーラック・6畳よりも狭いスペースでトレーニングを行う
→ MBCスクワットスタンド
ストレスのないトレーニングを行うためにも、スペースを基準に選ぶことはとても大切です。
床の強度を考慮してラックを選ぶ
まず前提として、かなり築年数が経っている家や、「部屋いっぱいに器具やモノを置きたい!」みたいな場合でなければ、床の強度はそこまで気にしなくても大丈夫です。
普通の使い方であれば、特に問題になることはほとんどありません。
それでも「本当に大丈夫かな…」と不安に感じる方もいらっしゃると思いますので、
ここではラックを設置した際にどれくらいの重量が床にかかるのかを、シミュレーションしてみましょう。
実際に床にかかる重量をイメージする
では、6畳の部屋にラックを設置した場合のシミュレーションをしてみましょう。
建築基準法によると、6畳の部屋は1800kgまで耐えられる計算になっています。
MBCラックで一番重いモデルである「MBC パワーラック スタンダード210cm タイプ3」で重量が約160kgあります。
この商品に対して、ホームジムに必要な基本的なアイテムの重量をプラスしてみましょう。
・バーベルシャフト + プレート :200kg
・ラバーマット(25枚):275kg
・ダンベルセット:80kg
・その他備品(プレートホルダーなど):100kg
計:815kg
これだけ足しても、6畳の部屋の耐重量の半分にもなりません。
「スミスアタッチメント(約120kg)」や「ラットプルアタッチメント(190kg)」など重量級なアイテムを追加しても、1125kgほどなので重量に関しては、ほとんど心配の必要はありません。
もし、空いているスペースにマシンなどを設置したい場合は、念の為重量計算しておくことをおすすめします。
ただ4畳半の部屋の場合、1300kgが耐えられる重量の基準になりますので、スミスアタッチメント等を追加する場合は、ラックをスクワットスタンドに変更するなど、重量調整していただくことを推奨します。
床の強度を基準にラックを選ぶ場合のベストはこちら
まとめると床の強度を基準にラックを選ぶ場合は、以下の選択をおすすめします!
・6畳以上の部屋 → どのラックを選んでも問題ない。ただアタッチメントやラックを置く場合は、合計重量が1800kg以下になるよう計算した方が安全。
・4畳半やそれ以下の部屋 → ラックを置くだけであれば、どれを選んでも問題ない。ただ、大型のアタッチメントを設置する場合は、耐重量計算は必須。全体の重量に合わせて、スクワットスタンドなど軽いラックを選択する。
1箇所に重量がかからないように、床にゴムマットは必ず敷きましょう!
騒音対策を考慮してラックを選ぶ
続いて、騒音についても考えてみましょう。
ホームジムを作る上で考えなくてはならないものの一つとして騒音の問題が挙げられます。
賃貸の一室であったり、家の2階であったりと、音を鳴らしたくない環境でトレーニングを行う方も多いかと思います。
私も賃貸の2階でトレーニングを行っているため、普段から騒音には気をつけています。
ラックを選ぶ上でも騒音対策はできますので共有したいと思います!
筋トレ時に騒音になる要因としては、主に以下の2つが考えられます。
②バーベルを床に置いた時
これらの問題は、ラックの選び方で最小限に減らすことが可能です!
バーベルをラックに戻した時の騒音は、MBCパワーラックかハーフラックで対策を
「①バーベルをラックに戻した時」の騒音は、主に収納しているプレート同士がぶつかることで発生します。
ホームジムでトレーニングを行う際は、限られたスペースを有効に使うために、ラックにプレートホルダーを取り付ける方も多いかと思います。
ただし、スクワットスタンドは支柱が2本のみの構造のため、バーベルを置く支柱とプレートを収納する支柱が同一になります。
この状態でトレーニングを行うと、バーベルをラックに戻した際の振動が支柱全体に伝わり、結果としてプレート同士がぶつかり合い、「キーーン」と大きな音が発生します。
一見すると大した音に思えないかもしれませんが、金属プレート同士が衝突すると、想像以上に響く音になることも。
その点、パワーラックやハーフラックは支柱が4本あるため、バーベルを設置しない側にプレートストレージを取り付けることが可能です。
そのため振動が伝わりにくく、バーベルを戻す動作でも騒音が起きにくいというメリットがあります。
バーベルを床に置いた時の騒音はMBCパワーラックで対策
続いては「②バーベルを床に置いた時」の騒音について。
バーベルを床に置く動作で騒音が発生する代表的な種目は、「デッドリフト」です。
デッドリフトは床からバーベルを引き上げるトレーニングであり、基本的にラックを使わない種目ですが、MBCパワーラックではこの点でも工夫がされています。
というのも、MBCパワーラックにはストラップ式セーフティバーが採用されており、これをバーベルのプレートが床スレスレに浮く高さに設置することで、バーベルを床に直接置かずにデッドリフトを行うことが可能です。
この仕様はMBCハーフラックやMBCスクワットスタンドには備わっていないため、騒音対策という点ではパワーラックが最も優れた選択肢と言えるでしょう。
ただしご安心ください。
MBC POWERシリーズはアタッチメントが非常に充実しており、別売の「デッドリフト静音アタッチメント」を導入すれば、パワーラック以外でも静かに、そして快適にデッドリフトを行うことができますので、こちらの問題は解決可能できます!
騒音対策を基準にラックを選ぶ場合のベストはこちら
まとめると騒音対策を基準にラックを選ぶ場合は、以下の選択をおすすめします!
・ラックにプレートホルダーを取り付ける場合 → パワーラックかハーフラックがおすすめ。ただ、ラバープレートをホルダーにストレージするならスクワットスタンドでも騒音を抑えられる。
・デッドリフトを行う場合 → パワーラックがおすすめ。ただ、別売の「デッドリフト静音アタッチメント」を設置すれば、ハーフラックやスクワットスタンドでも騒音の発生しないトレーニングが可能。
【まとめ】あなたにおすすめなMBC POWERのラックの選び方
今回は「部屋の広さ」「床の強度」「騒音対策」の3つの観点から、ベストなMBCラックを検討してみました。
総括すると、無条件で「MBCパワーラック、MBCハーフラック、MBCスクワットスタンド」のどれか一つを選べるのであれば、「MBCパワーラック」が一番間違いないと思います。
ただ、やはりスペースがないとトレーニング時にストレスがかかってしまうため、検討する際の優先順位としては
MBCPOWERのラックはどこで購入できる?
MBC POWERのラックは、AMAZON、楽天、Yahoo!等のモールでは販売しておらず、MBC POWERのオンラインショップで購入可能です。
各商品のスペックや取り付け可能なアタッチメントの情報も詳細にまとまってますので、ぜひチェックしてみてください!