筋トレが続かないのは意志が弱いせいじゃない|続ける人が実践する習慣と再スタートのコツ

 
悩んでいる人
筋トレを始めたけど、最近サボりがち…
筋トレが続かない原因や継続するコツを知りたいな。
 
こんなお悩みを解決します。
 
本記事の内容
・筋トレが続かない主な理由について
・筋トレを継続するためのコツ
・「続けること」と同じくらい「また始めること」が大切
 
本記事の著者について
 

「筋トレを始めても、いつの間にかやめてしまう…」

そんな経験はありませんか?

 

私も最初の頃は何度も挫折し、「自分には続ける才能がないのかも」と思ったことがあります。

 

それでも試行錯誤を重ねながら、気づけば2019年から現在まで6年ほど、筋トレを続けられるようになりました。

 

この記事にたどり着いたあなたは、筋トレを長く継続するためのコツについて知りたいところかと思います。

 
今回は、「なぜ筋トレが続かないのか」、そして「どうすれば無理なく続けられるのか」を、科学的な根拠と私自身の経験をもとに解説します。
 
 
レイ
一度挫折してしまった人に向けて、再スタートするコツについても解説します!
 

筋トレが続かないのは「自分だけ」じゃない

まずはじめに、筋トレを始めた多くの人が、早い段階で辞めてしまっている実情について共有します。

 

ジム利用者の1年継続率はわずか4%。続かないのが普通

筋トレと継続率に関する研究は世界で色々と行われており、継続率はとても低いことが明らかになっています。

 

アメリカのある研究では、「ジムに入会してから1年間継続した人はわずか4%だった」という結果も発表されています。

 

あなたは、「筋トレを辞めてしまい、継続力がないのかも。意思が弱いのかも。。。」と落ち込んでしまっているかもしれません。

 

しかし、研究結果に照らし合わせると、筋トレが続かないのは意志が弱いのではなく、「ごく自然なこと」と考えられるのではないでしょうか。

 

多くの人が1〜2週間でやめてしまうのは「結果が見えない」から

筋トレを始めて1〜2週間でやめてしまう人の多くは、「頑張っているのに体が変わらない」と感じることが原因です。

 

実際、筋肉の変化が目に見えるようになるのは、早くても1〜2か月後。

 

最初の数週間は神経が発達する段階で、外見に変化が出にくいのです。

 

「効果がない」と思ってやめてしまうのは当然の心理ですが、その時期こそ体は確実に変わり始めています。

 

体を変えたいのであれば、最初の数ヶ月はグッと堪えて淡々とトレーニングに励みましょう!

 

「意志が弱いから続かない」のではなく、仕組みと環境が整っていないだけ

「自分には継続力がない」と思い込んでしまう人も多いですが、実は意志ではなく環境が原因であることがほとんどです。

 

トレーニングの場所や時間が不規則だったり、周囲に習慣を支える要素がないと、誰でも続けるのは難しいもの。

 

人間は意志よりも環境に左右されやすい生き物です。

 

続けられないのは「あなたの弱さ」ではなく、まだ「仕組みができていないだけ」なのです。

 

 

これらの通り、筋トレを始めた人のほとんどが、何らかの理由により辞めてしまっている現実があります。

 

筋トレが続かない3つの主な原因

続いては、具体的に筋トレが続かない主な原因についてご紹介します!

 

 明確な目的、目標がないと「やる意味」を見失う

筋トレを行う明確な目的や目標がないと途中で挫折しやすくなってしまいます。

 

「痩せたい」「筋肉をつけたい」といった抽象的な目標だけでは、モチベーションを保ちにくく、途中で「何のためにやっているんだろう」と感じてしまいがちです。

 

筋トレを継続できる人は、「何のために」「いつまでに」を明確にしています。

 

たとえば「3か月後までにベンチプレス60kgを上げる」「結婚式までに体脂肪率を5%落とす」といった具合です。

 

ゴールを数字・期間・動機で具体化することで、進捗が見えやすくなり、達成への意欲も自然と続きます。

 

最初から完璧を目指すと挫折しやすい

筋トレを始めたての頃は、完璧を求めすぎないことをオススメします。

 

「週5でジムに通う」「毎日1時間は必ず筋トレする」など理想を高く設定しすぎると、疲労や予定のズレで1回サボっただけで「もういいや」と諦めてしまうことがあります。

 

筋トレを続けている人の多くは、最初は“ゆるく始めて”、習慣化してから強度を上げているのが特徴です。

 

大切なのは、完璧にやることではなく「続けられる形を作る」こと。

 

まずは「週2回・15分でもOK」と割り切るほうが、結果的に長く続けられます。

 

 環境づくりができていないと続けにくい

トレーニングを継続できない人の多くは、「意志の弱さ」ではなく「環境の不備」が原因です。

 

たとえば、ジムが自宅から遠かったり、ウェアの準備が面倒だったり、天候に左右されるような状況では、行動するたびに心理的なハードルが上がってしまいます。

 

続けるためには、「すぐに取り組める環境」を整えることが重要です。

 

自宅でできるトレーニングスペースを作ったり、道具を出しっぱなしにしておくなど、準備の手間を減らすだけでも継続率は格段に上がります。

 

固定スケジュールを決めて習慣化するのも効果的です。

 

 

ここまで「筋トレが続かない人が多くいる実情」と「筋トレが続かない主な原因」について解説しました。

 

次からは実際に、「筋トレを継続するためのコツ」について解説していきたいと思います。

 

筋トレを続けるための現実的なコツ

それでは、「筋トレを長く続けるためのコツ」について5つご紹介します!

 

最初は「1日5分」「週2回」など小さく始める

筋トレを続ける最大のコツは、「やる気」に頼らないことです。

 

多くの人は最初に気合を入れすぎて続かなくなりますが、習慣化の第一歩は「ハードルを下げる」こと。

 

たとえば最初は「1日5分だけ腕立て伏せ」「週2回スクワットをする」程度でも十分です。

 

重要なのは「継続のリズムを作ること」。

 

できなかった日があっても自分を責めず、「少しでもできた自分」を褒めることで、ポジティブなサイクルが生まれ、自然と習慣化していきます。

 

「やる時間」と「場所」を固定してルーティン化する

筋トレを続けるには、「やるかどうか」を毎回考えない仕組みづくりが大切です。

 

時間や場所がバラバラだと、「今日は忙しいし、また今度でいいか」と先延ばしになりがち。

 

たとえば「朝起きてすぐ」「仕事が終わった直後」など、生活の流れに組み込むと習慣化しやすくなります。

 

また、自宅でトレーニングスペースを決めておくと、気持ちの切り替えもスムーズになります。

 

迷わず自然に体が動く状態を作れれば、継続は一気にラクになります。

 

トレーニングを「成果が見える形」にする

筋トレを続けるには、努力の「見える化」が欠かせません。

 

体重や体脂肪率、使用重量、トレーニング回数などを記録すると、少しずつでも成長を実感でき、モチベーションの維持につながります。

 

たとえば、アプリで記録を管理したり、カレンダーに「○」をつけたり、定期的に写真を撮って見た目を比較するのもおすすめです。

 

「やった証拠」が目に見えることで、自己肯定感が高まり、さらに続けようという前向きなサイクルが生まれます。

 

「完璧主義」を捨てて“8割でOK”と割り切る

筋トレを続けるうえで大切なのは、「毎回完璧にやろう」としないことです。

 

疲れていたり、気分が乗らない日があるのは当然。そんな日は無理せず、軽めのメニューに切り替えたり、思い切って休むのもOKです。

 

重要なのは“やめない”こと。

 

1回休んでも、翌日にまた戻れれば問題ありません。

 

継続できる人は「サボる日がある前提」で計画を立てています。

 

8割の力で続けるくらいの気持ちが、結果的に長く続く秘訣です。

 

他人と比べず“過去の自分”と比べる

SNSや周囲の人と比べて「自分は全然ダメだ」と落ち込んでしまう人は多いものです。

 

ですが、筋トレは他人との競争ではなく、昨日の自分を少しでも超えることが大切です。

 

続かない理由の多くは「理想との差」に落ち込むこと。

 

だからこそ、「1ヶ月前より腕立てが5回増えた」「フォームが安定した」など、過去の自分を基準に小さな成長を喜ぶ習慣を持ちましょう。

 

自分軸で成果を感じることで、自然とモチベーションが続きます。

 

筋トレを挫折してしまっても大丈夫|再スタートのコツ

続いては、一度筋トレを挫折してしまったけれど、再スタートしたい人へのコツをご紹介します。

 

やめても終わりじゃない。本当に大事なのは“また戻る力”

筋トレを途中でやめてしまうことは、決して「失敗」ではありません。

 

多くの人が同じように一度は離れています。

 

大切なのは「続ける力」よりも、「戻る力」。

 

一度リズムが崩れても、「また今日から少しずつやろう」と立て直せる人こそ、長期的に成果を出しています。

 

完璧を求めて燃え尽きるより、何度でも立ち上がれる柔軟さを持つことが、筋トレを習慣にするいちばんの近道です。

 

筋肉は裏切らない。“マッスルメモリー”があなたを助けてくれる

筋トレをやめてしまっても、努力がすべて無駄になるわけではありません。

 

実は、一度鍛えた筋肉は「マッスルメモリー」と呼ばれる記憶を持っており、再開したときに以前よりも早く戻ってくることが分かっています。

 

数ヶ月のブランクがあっても、体はちゃんと覚えているのです。

 

ある研究によると、10年ほどの長期のブランクがあってもマッスルメモリーが残っており、半年ほどで筋肉を取り戻せると言われています。

 

だからこそ、「またゼロからだ…」と落ち込む必要はありません。

 

過去のトレーニングがあなたの中に確かに残っており、それが再スタートを支えてくれます。

 

まずは“5分だけ”でいい。再開初日はハードルを極限まで下げよう

筋トレを再開するときに一番大切なのは、「とにかく始めること」です。

 

久しぶりだからといって、初日から全力で追い込むと筋肉痛や疲労でまた続かなくなってしまいます。

 

最初は腕立て10回やストレッチなど、“5分で終わる軽いメニュー”でOKです。

 

ハードルを下げるほど「まあ少しだけやるか」と行動しやすくなります。

 

小さな一歩でも「再開できた」という成功体験が、自信と習慣の再構築につながるのです。

 

続かなかった原因を“リセット”ではなく“改善”する

筋トレを再開するときは、「前回なぜ続かなかったのか」を一度振り返ってみましょう。

 

疲れてできなかったなら時間帯を朝に変える、メニューがきつすぎたなら内容を軽くするなど、原因に合わせて改善すれば、次はもっと続けやすくなります。

 

大切なのは「リセット」ではなく「アップデート」する意識。

 

失敗を否定するのではなく、次の成功のためのヒントとして活かすことで、再スタートが格段にスムーズになります。

 

まとめ|「続けること」と同じくらい、「また始めること」も大切に

今回は、筋トレが続かない原因や、続けるため、再開するためのコツについてご紹介しました。

 

筋トレを行う上で大切なことは、「数年単位の長い目で見て継続すること」だと思います。

 

少しサボってしまったり、挫折してしまっても問題ないです。

 

あなたのペースで少しずつ続けていければ、絶対に筋トレを行うメリットを得られるようになります。

 

一歩ずつ前に進んでいきましょう!