オススメのダンベルを教えてほしい!
限られたスペースでもしっかりトレーニングがしたいと思い、現在は可変式ダンベルを愛用しています。
可変式ダンベルは1つで複数の重さを扱えるため、省スペースで効率よく全身を鍛えられるのが魅力です。
しかし、いざ購入しようとすると「ダイヤル式」「プレート式」「ピン式」など種類が多く、どれを選べばいいか迷う人も多いはずです。
本記事では、可変式ダンベルの種類ごとの特徴・メリットやデメリットをはじめ、選び方のポイントやおすすめモデルを詳しく解説します。
自宅トレーニングを快適に続けたい方に向けて、失敗しないダンベル選びのコツをお伝えします。
可変式ダンベルとは?仕組みと特徴を解説
まず最初に可変式ダンベルの仕組みや特徴について解説します。
可変式ダンベルの基本構造
可変式ダンベルとは、1つのダンベルで複数の重量を切り替えて使えるトレーニング器具です。
本体には複数のプレート(重り)がセットされており、ダイヤルやピン、スクリューなどの仕組みで必要な重さだけを選択。
不要なプレートはスタンド側に残るため、器具の付け替えなしで重量変更が可能です。
そのため、筋トレ中のテンポを崩さずに負荷を調整でき、自宅でも効率的にトレーニングが行えます。
固定式ダンベルとの違い
固定式ダンベルは重量が変えられないため、トレーニング内容に応じて複数のダンベルを揃える必要があります。
一方、可変式ダンベルは1セットで幅広い重量をカバーできるのが大きな違いです。
たとえば2kg〜40kgまでをワンタッチで切り替えられるモデルなら、ウォーミングアップから高負荷トレーニングまで対応可能。
異なる重量のダンベルを何本も置く必要がないため、省スペースでコスパにも優れ、自宅トレーニーの間でとても人気が高いです。
可変式ダンベルが人気な理由(省スペース・コスパ・効率)
可変式ダンベルの人気の理由は、「省スペース・コスパ・効率」の3拍子が揃っている点です。
複数の重量を1本に集約できるため、収納場所を取らず、部屋をすっきり保てます。
また、複数の固定式ダンベルを購入するよりも費用を抑えられ、結果的にコストパフォーマンスも高いです。
さらに、重量変更がスムーズなのでトレーニング中の休憩を減らし、短時間でも効率よく筋肉に刺激を与えられるのも大きなメリットです。
可変式ダンベルの種類と特徴
続いては可変式ダンベルの種類について解説します。
可変式ダンベルにはいくつかのタイプがあり、構造や使い勝手、価格帯が異なります。
ここでは代表的な4種類「ダイヤル式・シャフト回転式・ピン式・プレート着脱式」の特徴とメリット・デメリットを解説します。
それぞれの違いを理解することで、自分のトレーニングスタイルに最も合ったタイプを選びやすくなります。
ダイヤル式
ダイヤル式は、両サイドのダイヤルを回すだけで内部のギアが連動し、選択した重量に自動で切り替わるタイプです。
操作は片手で1〜2秒ほどで完了するため、トレーニング中もテンポを崩さずに負荷を変更できます。
そのため、ドロップセットやスーパーセットなど、連続して負荷をかけるトレーニングにも向いています。
デザイン性が高く、扱いやすいことから初心者〜中級者に人気のタイプです。
一方で、内部に樹脂パーツやギアが多く、落下や衝撃には弱い点には注意が必要です。
シャフト回転式
シャフト回転式は、ダンベルのシャフトを回すだけでプレートを固定・解除できるタイプです。
操作は片手で1〜2秒ほどで完了し、ダイヤル式とほぼ同等のスピードで重量を変更できます。
内部構造は金属中心で耐久性が高く、1kg〜1.5kg刻みなど細かい重量調整も可能です。
高重量トレーニングや筋肥大を狙う中〜上級者に最適で、頑丈さと正確性が魅力です。
さらに、見た目がシンプルで洗練されており、ホームジムに置いてもインテリアの邪魔になりません。
価格はダイヤル式よりやや高めですが、耐久性とデザインの両立を重視する方におすすめです。
ピン式
ピン式は、プレート部分に差し込んだピンの位置で重量を切り替えるタイプです。
ウェイトスタック式マシンと同じ原理で、直感的に扱えるのが特徴。
構造がシンプルで耐久性も高く、重さの変更も素早く行えます。
ただし、ややサイズが大きめで重量バランスに慣れが必要な点と、ピンの差し込みが浅いと安全性に影響する点には注意が必要です。
プレート着脱式
プレート着脱式は、バーに重り(プレート)を手動で付け外しして使うタイプです。
昔ながらの構造で壊れにくく、1万円以下から購入できるコスパの高さが魅力。
自分でプレートを組み合わせるため、自由な重量設定ができるのもメリットです。
ただし、重量変更のたびに付け替え作業が必要で、トレーニング中のテンポは落ちやすい点がデメリットです。
タイプ別のメリット・デメリット比較表
可変式ダンベルそれぞれの種類のメリット、デメリットを比較表にまとめてみました。
|
タイプ |
メリット |
デメリット |
|
ダイヤル式 |
重量変更が容易 |
落下に弱い・長いものが多い |
|
シャフト回転式 |
ワンタッチ変更・スタイリッシュ |
やや高価なものが多い |
|
ピン式 |
耐久性が高く直感的操作 |
サイズが大きくピン管理が必要 |
|
プレート着脱式 |
安価で自由にカスタム可能 |
付け替えが面倒・テンポが遅い |
可変式ダンベルそれぞれの特徴を把握した上で、あなたにとってベストなアイテムを選んでいただくことをオススメします。
プレート着脱式はシャフトの長さ次第で60キロ以上の高重力を扱えるようになるため一つ持ってると便利ですよ。
可変式ダンベルの選び方|失敗しない3つのポイント
それぞれに特徴がある可変式ダンベルですが、「どれが自分に合っているか」はトレーニング目的や筋力レベルによって変わります。
続いて、失敗しないための選び方のポイントを解説します。
重量レンジは「今の筋力+将来」を見据えて選ぶ
初心者なら片手10〜20kg程度でも十分ですが、筋トレを続けるうちに重さが足りなくなります。
そのため、最大重量が25〜40kg前後のモデルを選んでおくと長く使えます。
また、1.5、2kg刻みなどの細かい重量調整ができるタイプを選ぶと、フォームを崩さず効率的にステップアップできます。
重量変更のしやすさ・スピードをチェック
ダイヤル式やシャフト回転式は数秒で切り替え可能で、トレーニングのテンポを保てます。
一方で、モデルによっては片手ずつしか重さを調整できないタイプもあります。
その場合、左右のダンベルを個別に操作する必要があり、セット間の準備時間が長くなることも。
短時間で効率的に鍛えたい人は、左右同時に重量変更できるタイプを選ぶとストレスなく使えます。
形状とバランスに注目する
可変式ダンベルは、重量を変えるための機構を内蔵しているぶん、全体の形状や重心バランスに特徴があります。
特にダイヤル式やプレート着脱式の一部モデルでは、シャフトが外側に突き出しているものもあり、ベンチプレスなどでオン・ザ・ニー(膝にダンベルを乗せて構える動作)がしづらくなることがあります。
また、ブロック型(PowerBlockなど)のように重心が中央に寄る設計のモデルは、動作中に安定感を得やすいのがメリットです。
形状や重心の違いは、安全性や扱いやすさに直結するため、購入前に写真やレビューで構造を確認しておくと安心です。
サイズ感とグリップの握りやすさを確認
可変式ダンベルはモデルによって全長や太さが異なり、サイズ感がトレーニングの快適さに直結します。
本体が長すぎるとアームカールやショルダープレスで可動域が狭くなり、フォームを崩す原因にもなります。
また、グリップの形状や素材も使い心地を左右します。
金属グリップは滑りにくく安定感がありますが、長時間使うと手が痛くなる場合も。
一方でラバーコーティングは手当たりが柔らかいものの、汗で滑る・経年劣化するなどの点に注意が必要です。
握りやすさや手のサイズに合うかどうかを事前に確認し、無理なく自然に握れるものを選ぶことが長く使うコツです。
可変式ダンベルおすすめ10選【タイプ別】
ここからは、タイプ別に厳選したおすすめの可変式ダンベルを紹介します。
それぞれの構造・使いやすさ・価格帯・トレーニング目的を踏まえて選んでいるので、自分のレベルやスタイルに合った1本を見つけてみてください。
【ダイヤル式】操作スピード重視でテンポよくトレーニングしたい人に
① Bowflex(ボウフレックス)セレクトテック
世界的に人気の定番モデル。
2〜24kgや4〜41kgなどを扱えるモデルがあります。
両サイドのダイヤルを回すだけで瞬時に重量変更が可能。
テンポを崩さずにトレーニングできるため、ドロップセットやサーキットトレーニングに最適です。
外装は樹脂製でややかさばりますが、滑らかな切り替え感と使いやすさは業界トップクラス。
② Grong(グロング)可変式ダンベル
コスパに優れた国産ブランド。
ダイヤル操作で2.5kg〜24kgまで変更でき、家庭用でも初心者なら十分な負荷を確保できます。
価格が手頃で初心者にも扱いやすいのが魅力です。
省スペースで収納性も高く、初めての可変式ダンベルにおすすめ。
【シャフト回転式】耐久性・デザイン・操作性を求める中〜上級者向け
③ PROBARBELL(プロバーベル)
シャフトを回すだけで瞬時に重量を固定・解除できるロック式ダンベル。
高精度な金属構造で耐久性が高く、1.5kg刻みで細かく調整可能。
無駄のないメタリックなデザインも魅力で、機能・見た目ともにハイエンド志向の一本です。
④ FLEXBELL(フレックスベル)
グリップを回して重量を変更するロック式の定番。
32kgモデルが特に人気で、可動域を妨げにくいコンパクト設計が特徴。
滑らかな切り替え感とシンプルなデザインで、国内でも高い評価を得ています。
⑤ HELIXMIRROR(ヘリックスミラー)
FLEXBELLに近い構造を持ちながら、よりスタイリッシュな外観が特徴。
金属質な質感と高級感があり、ホームジムの雰囲気を引き締めます。
機能性とデザイン性のバランスが良く、見た目にもこだわりたい人におすすめ。
【ピン式】安定感と耐久性を重視する人に
⑥ PowerBlock(パワーブロック)
ブロック構造の中からピンを差し替えて重量を調整するタイプ。
重量バランスが中央に寄っており、フォームが安定しやすいのが強み。
業務用ジムでも採用されるほど堅牢で、長く使える信頼のモデルです。
⑦ TOP FILM ブロックダンベル
PowerBlockに似た構造ながら、コストを抑えたモデル。
ピンの操作も軽く、家庭用として十分な耐久性を持っています。
ブロック型の見た目が気にならない人には、コスパ最強クラス。
【プレート着脱式】コスパと拡張性重視のトレーニー向け
⑧ IROTEC(アイロテック)ダンベルセット
鉄製プレートをスクリューで固定する昔ながらのスタイル。
価格が安く、重量の拡張性も高いため、コスパ重視のトレーニーに根強い人気。
重量変更には少し時間がかかるものの、長く使える堅牢な一品です。
⑨ FIELDOOR(フィールドア)ブラックアイアンダンベル
手頃な価格でトレーニングを始めたい初心者に最適。
ナットを回して重量を変えるシンプルな構造で、扱いやすさ抜群。
見た目もスタンダードで、ホームジムの基本装備として人気です。
⑩ クイックロックダンベル
スピンロック式の進化版。専用のクイックロック機構でプレートの付け外しがよりスムーズ。
高重量モデルもあり、筋肥大〜パワートレーニングまで幅広く対応。
耐久性と利便性のバランスが取れた上級者向けのモデルです。
タイプ別おすすめまとめ
可変式ダンベルのタイプ別の特徴とおすすめユーザーについてまとめました。
|
タイプ |
特徴 |
おすすめユーザー |
|
ダイヤル式 |
スピーディな重量変更・操作性◎ |
初心者〜中級者 |
|
シャフト回転式 |
高耐久・デザイン性・細かい調整 |
中〜上級者 |
|
ピン式 |
安定性・耐久性重視 |
安定したフォームを求める人 |
|
プレート着脱式 |
コスパ・拡張性重視 |
自分のペースで育てたい人 |
こちらも参考にしつつ、あなたにベストなアイテムを是非選んでください!
可変式ダンベルを購入する際の注意点
可変式ダンベルは使い勝手やコスパに優れていますが、購入前にいくつか注意すべきポイントがあります。
設置環境やメンテナンス方法、購入後のサポート体制を確認しておくことで、長く快適に使い続けられます。
設置スペースと床保護(マットの必要性)
可変式ダンベルは、機構上どうしてもヘッド部分が大きく、重量も片手20kg以上になるモデルが多いため、置き場所と床保護の準備が欠かせません。
とくにフローリングやクッションフロアでは、落下や設置時の衝撃で床がへこむ・割れるなどのリスクがあります。
そのため、トレーニングマットを敷くのが基本。
厚さ10mm以上のラバーマットを全面に敷くとより安心です。
また、ダンベルスタンドを用意して高さを出すと、持ち上げ動作もスムーズになり、安全性もアップします。
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メンテナンス・サビ対策
ダンベルは金属製パーツが多く、汗や湿気でサビが発生する可能性があるため注意が必要です。
使用後は軽く乾いたタオルで汗を拭き取り、風通しの良い場所で保管しましょう。
特にシャフト回転式やプレート着脱式のモデルは、可動部にほこりや汗が溜まると回転が重くなることがあります。
定期的にシリコンスプレーや防錆オイルで軽くメンテナンスしておくと、長期間スムーズに使えます。
また、湿度の高い部屋では除湿剤を設置したり、使わない時はカバーをかけておくのも効果的です。
ネット購入時のチェックポイント(返品・保証など)
可変式ダンベルは精密な構造を持つため、初期不良や輸送中の破損が発生することもあります。
特に海外製モデルでは交換対応が遅れる場合もあるため、購入前に以下を必ず確認しておきましょう。
- 返品・交換保証の有無(特にダイヤル・ロック部の不具合対応)
- メーカー保証の期間と条件
- 日本正規代理店のサポート体制
- 口コミでの初期不良・動作不良の報告有無
また、中古品や並行輸入品は保証対象外となるケースが多いので要注意。
多少価格が高くても、国内正規ルートで購入するのが安心です。
まとめ|自分に合った可変式ダンベルで効率よくボディメイクを!
今回はオススメの可変式ダンベルについてご紹介しました。
可変式ダンベルは、限られたスペースでも効率よくトレーニングができる優れたアイテムです。
ダイヤル式・シャフト回転式・ピン式などそれぞれに特徴があるため、使う目的やレベルに合わせて選ぶことが大切。
一度導入すれば、多彩な種目を自宅でこなせるようになり、トレーニングの継続もしやすくなります。
自分にフィットする1本を見つけて、理想の体づくりを楽しみながら続けていきましょう。